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WBGT(暑さ指数)=0.735×Ta+0.0374×RH+0.00292×Ta×RH+7.619×SR-4.557×SR2-0.0572×WS-4.064(環境省の「熱中症予防情報サイト」より), と算出します。Taは気温(℃)、RHは相対湿度(%)、SRは全天日射量(kW/m2)、WSは平均風速(m/s)です。, さて、この連載は前々々々々々回から、特別編「医者の本音」シリーズとして全8回で毎週お送りしております。, 本屋さんに行くと、健康本コーナーが必ずあります。そしてそこには、こういった扇情的なタイトルの健康本が所狭しと並んでいます。インターネットを検索しても、「これでがんが完治した!」「抗がん剤はがんを増やす」のようなページが出てきます。テレビでも、「がんから奇跡の生還」なんて番組がありますね。, 私はがんの専門ですから、数多くのがん患者さんにお会いしてきました。その中には、まれですが医者にも信じられないような良い経過をたどった方もいます。, このお話は、できることならしたくありません。「なんて冷酷なんだ」と思われるかもしれないですし、患者さんの方の希望を奪うことになるかもしれないからです。しかし、感じたことを正直に書きたいと思います。, もしこれをお読みの方で、現在闘病中の方やそのご家族などは、不快に感じる情報が含まれている可能性があります。本記事はあくまで医者である私がどう感じているか、そして「奇跡的に治る」頻度はどのくらいかを示しているものです。, これは医者同士でよく使う言葉です。「たくさんいる患者さんの中で極めて珍しく、すごく治療がうまくいった人」という意味です。多くの患者さんの中で「チャンピオンのように」素晴らしい結果だったので、チャンピオンケースと呼ぶのでしょう。ちょっと抵抗を感じる呼び方ですが。, 学会で、治療が素晴らしくうまくいった患者さんの事例を発表すると、「いや先生、それはチャンピオンケースですから」などと突っ込まれることがあるのです。その突っ込みには、「その方は治療がたまたまうまくいったけど、だからといってすべての患者に当てはまるわけじゃないですよね」くらいの意味が込められているのでしょう。, 現在の病気の治療法は、実に多くの先人の犠牲によって開発されてきました。無数の屍の上に成り立っているといっても過言ではありません。, 血液中に癌遺伝子は検出されます。正確に言えば、血中遊離核酸は健常者にも通常あるのですが、それを最近の技術で詳しく調べることで癌細胞由来の変異遺伝子を検出できるわけです。しかしその変異遺伝子が検出されなくなったことは癌が完全に治ったことを意味するのではなく、単に検出限界を下回っているだけです。癌が小さくなったことは示唆しますが。明らかな癌患者であっても検出限界を下回ることもあります。検査には限界があることはこのコラムでも述べられていると思います。, がんの治癒率は標準医療でもかなり上がっていて,種類によってはステージ4からでもけっこうな確率で5年生存(とりあえず転移の心配なしとみなす)できることをまず書かないと,かなりの誤解を生じると思います。今回のコラムは,がんが専門のお医者さんですらがんは奇跡に頼らないと治らなくて,通常の治療で治癒率を上げる努力が気休め程度のものなのだと言っているように読めて,関係ないような人がコメ欄に色々沸いている感じですが,多くの患者をきちんと治している事実をまずきちんと示すべきかと。昨年私の叔父が甲状腺がんのステージ4(がりがりに痩せて声も出ない状態)から,義母が大腸がんのステージ2から元気に復帰してきて,医学の発展はすごいなと思ったものです。, 免疫機構ですが,例えば同じがん細胞でもその細胞のどの部位に対して抗体ができるかでも,がん細胞を効率的に攻撃できるか否かが変わってくるように思います。それが,T細胞等に若干の異変や奇形があるお陰なのか,たまたまできにくい抗体ができたのか,等を解明するしかないのかも知れませんね。いずれにせよ,何らかの免疫機構が絡まない限り腫瘍が消滅することなどあり得ませんから,そっち側からのアプローチが必要なのでしょう。とはいえ,それはあくまでも研究医の仕事。臨床医としては,都度標準治療の中から適切な治療方法を検討・選択し,適用するしかないわけですよね。患者が変な民間療法に引っかからないようにするのは大変だと思います。特に理屈が通じない患者には手を焼くことでしょう。中山先生におかれても大変な作業だと思いますが,しっかりと患者に寄り添いつつ厳しい判断をこれからもお願いします。, まあ僕は理知的ですからこの記事を支持しますという浅はかな人が出てくるのは想定の範囲内です。, 自分で無理があることを言っていることを自覚されているのかしら。医療関係者に一切関わることなく自然治癒した人を、どうやって統計的に計算しろと言うのか。そもそも、癌を罹患して自然治癒って有り得るのか。, 現代医学を忠実に勉強して医者になった人にとって、常識から外れるような治療に否定的であるのは理解できるし、正当な治療をしないのは批難されるのも間違いない。しかし、現状に懐疑的な視線がないと医学に限らずイノベーションは産まれない。山中教授も常識の否定からiPS細胞を発見したように、新しい治療法の研究とは、現在の方法を疑わなければ、何も始まらないのである。研究者と医者は根本的に視点が違うのは間違いなく、少数派の意見を全否定する考え方は、危険であり、進歩がないと思われる。, うちの社長が信奉している某有名経営コンサルタントの爺さんは、コンサルタント会員の医者から数千万円で遺伝子治療を受けて、血液中のがん遺伝子が無くなった!と喜んで、他の会員にも遺伝子治療を勧めてるんですが、「血液中のがん遺伝子」って科学的根拠のある言い方なんですかね?その医者は結構大々的に遺伝子治療を宣伝してますが、治らず治療中に亡くなってる患者さんも多くいるようで複数の訴訟も起こされてたそうです。こういうエセ医療についても書いていただきたいですね。, 危険なテーマですね。血液型性格判断を「信じる」人が過半数の社会に向かってそんなことを言ってもいいんでしょうか?どうせなら、医師の視点から見た教育改革について語った方がましだと思うのですが。, コラムの内容と、コメントがかみ合っていない印象を受けます。「奇跡」という言葉自体、因果関係が説明できないという意味なのか、統計的にきわめて稀であるという意味なのか、人により様々なとらえ方がありますからね。実証科学を基礎とする医学の側から、「奇跡」についてあえて語ってくれた中山先生。おっしゃりたいことは、「残りの大多数の人々全体の治療成績がちょっとでも良くならないか、そちらを研究したい」に尽きると思います。, 専門家ではないので医療技術的なことはわかりませんが、『特別治療をしていないのにがんが自然に消えるのは、がん患者さん6万人から 10万人に1人程度』の定義がはっきりしません。この表現の分母は、特別治療をしていないがん患者が分母に6~10万人にいて、その内、自然治癒が一人しかいなかったということですか。それとも病院側が、がん患者と認定した総計の6~10万人に対し、その内の一人が自然に治ったということでしょうか。そうだとすると、そもそも病院通院・治療もせず自然治癒してしまったケースが統計的な分母に入ってこないことになります。誤診は極力最小化していくことしかありません。そもそも病院に行かずに治ってしまっている事象をどうやって幅広く網掛けして科学的根拠の対象にしていくのかというのが医学研究の課題であるはずで、生命の持つ不思議な力や効用は、それこそ東洋医学においては何千or何百年という歴史の中で認識されてきたものだと思います。それを科学的に証明することが困難なのも理解できますが、昨今の量子物理学研究の進歩の情報を目にしますと、不可思議と思われていたことや、人間の意識レベルと現実に起こり得る事象との関連性について科学的な研究や一部の検証が進んできている時代ですから、病院治療患者といったような枠を超えて幅広く調査し、不思議といわれる事象の科学的根拠を探っていくことが重要なのではと思います。, コメントの1件目2件目は単に本文の内容を理解していない。3件目は民間療法に文句を言うなと主張。そういう人もいるって話だがスルーしていい。4件目は本文を理解していると見せかけて最後に真逆の質問で支離滅裂。もともとコメントする気はなかったが、6/28現在寄せられたコメント4件があまりにもひどく著者が不憫になったため投稿。著者の実証的な立ち位置は医療に誠実でありたいという態度であろうと思う。自分はそういう先生に診てほしいと思うし、それを冷酷と受け取ることは少なくとも自分はないし、その結果平癒せず命を失ったとてそれを医者の責任にすることはない。, 癌の自然退縮自体は研究対象にもなっていますし、ヘルペスウィルス(どのタイプかは忘れましたが)が関与しているという報告もありました。腫瘍免疫の関与もあるでしょう。医学の問題はたいてい、二元論では語り尽くせません。癌の自然退縮があるか・ないかという問題ではなく、その頻度がどの程度かという問題でしょう。つまり、問題は癌の自然退縮の頻度は極めて低いということでしょう。, 至極ごもっともな意見だと思いますがただひとつ、当たり前のように、治療法の確立には10年はかかると書いておられますが、いや実際そうなのかもしれませんが、それでいいんですかね。他分野の専門家も交えて、最新の機器とか遺伝子検査で適正な患者を選ぶとかすれば、今はもっと早く確立できるような気がしますが。お医者さんには今後、横の連携もお願いしたいです。, 家族が、癌であることが判明してから4か月後に亡くなりました。家族として何かもっとできることはなかったかとも思いますが、何よりも数十年に渡る生活習慣、生活環境を改善できなかったことがやはり大きな原因であるのではないかと思われる以上致しかたないことと気持ちに折り合いをつけるしかありません。同じ癌でも症状、患者の病に至るまでの生活習慣、環境等一様ではない以上、薬や治療法については、何がベストかということは実際誰にもわからないのではないのでしょうか。入院治療中常に患者と家族に真摯に向き合い、希望を持たせてくださった主治医の先生をはじめとする医療関係者の方々には感謝の気持ちしかありません。, ちょっとだけ治療成績が良くなるぐらいなら、完治する奇跡を研究して欲しい、というのが、いずれ患者になるかもしれない側の思いですね。とはいえ、その「ちょっとだけ」の積み重ねが医療や科学の進歩なんでしょうけれど。(積み重ねがなければ奇跡的と言えるような発展の土台が生じない。)しかし、早期発見した癌を放置して治ると思ってる人が居るのは恐ろしい。本当の初期(細胞数個)なら免疫で殺せそうですし、放置しても大丈夫な甲状腺癌とかありますから全て治療が正解でも無いのでしょうけれど、自覚症状があったり詳細でない検査で見つかるような癌は、ステージIでも勝手に治るとは思えない。ましてや転移してたら治るわけがない。医療側も試行錯誤で失敗したり、過去にはおぞましい誤りがあったりもしたので不審を抱くのも分かりますけど、民間療法に比べたら遙かにマシ、ってことは心にとめておくべきですね。とはいえ、死生観は人それぞれなので、治療をせずに緩和だけして、QOL上げて気持ちよく死ぬ、という選択は、もうちょっと積極的に出来た方が良いんじゃないかとは思います。, 記事の結びとして「奇跡はまず起きません。奇跡とは、ごく稀にしか起きないから奇跡なのです。」との記述がありますが、かなり強い説得力と衝撃がありました。かって、患者は治療を受けながらも成り行きにまかせることが大事だということを読んだ記憶があります。この二つの記述は運命論者でなくても納得できるでしょう。, ちょうどうちの父が奇跡の生還をしました。ステージ4b、余命2ヶ月と言われて大学病院で治療開始。抗がん剤が良く効いたようで4サイクルの抗がん剤投与でPETで全身に転移しピカピカしていたのが一通り消失、手術適用可となり、それも上手く行き抗がん剤投与含め入院3ヶ月で治療ほぼ完了、その後経過観察1年ほどで寛解(でしたっけ?)との報告がありました。その後がん再発防止の新薬の治験対象に選ばれ、2ヶ月ごとに定期的に全身CT・PETその他フルコースの検査を続けていますが、再発の予兆はなく良好です。教授曰く、特殊な治療は何もなく標準治療のど真ん中だったそうですが、薬の選定や治療方針の策定をした医師の見立ての良さや手術の上手さのお陰で「チャンピオンケース」になったのかも知れません。運も見方になったのかも知れませんが、あまりこの言葉は使いたくないですね。, 今回は、何か積極的な治療を行って効果があったもののそれを確立するには理論的な裏付けが必要だ、という問題提起でした。でも、これはたとえ効果がなかったとしても金銭的負担はともかく病状を悪化、あるいは延命のチャンスを失うようなものではありますまい。本当に問題なのは、むしろ医学界で確立された治療を受けさせない消極的、不作為の治療行為、巷に蔓延する民間療法や市民情報ではないでしょうか。アトピー性皮膚炎の治療に頭からステロイドを敵視したり、WHOも推奨する子宮頸ガンワクチンの忌避など枚挙に暇がありません。日本が感染症ワクチンの接種に消極的なるがために先般も麻疹が流行し世界から顰蹙を買いましたね。「ガンは切るべきではない」と主張し有名になった某医師の真意はともかく、結果的にそれに沿って命を縮めた有名アナウンサーの死について筆者はどうお考えでしょうか。, 私はこの手の話では一言物申したくなります。 この手の話では一番、怪しげな民間医療や奇跡の方法が多いアトピー性皮膚炎の患者であるからです。 今のところ、正式な治療法ではステロイドによる対処で食事に関しての対策はなく、完治はしないということのはずです。 そしていつの間にかどの薬品メーカーにもついている「ステロイドの副作用(皮膚の萎縮)」です。 これに関しては医療関係者は猛省してほしい。患者側ではステロイドを塗ると更に悪化するという体感を得ていて、医療側に訴えていたにも関わらず、長いこと、それは薬を塗っていないからだとか、酷いのになると(医師の処方箋がないと入手できないにもかかわらず)患者が勝手により強力なステロイドを使用したから悪化したのだということを言う医師さえおりました。だから、確かに(架空の)中山茶は今のところ、効くという証拠は無いかもしれないが、それが「安価で入手できる」ならば、その選択肢に対してどうこう言うのはやめてほしいと思う。, 「がん、奇跡の⽣還」について、二つのケースを挙げられているが、個人的に思うのは、助かった二つの症例は、いずれも「治療をしなくとも自然治癒したのではないか?」という仮説である。このようなことを言うと、医者からは非難の嵐になるであろうが、人間の自然治癒能力というのは、未だに解明されておらず、医者のやる事と言えば、自然治癒の幇助をする事でしかない。だからと言って、医者の役目が軽くなるわけではないが、患者の無知につけ込んで死神の役目を担う医者が存在すると発言すると言い過ぎであろうか。治療する必要があるかどうかは、最終的に本人が決める事ではあるが、引導を渡すのは医者の役目であるのは間違いない。最近、医者ががんを見落として亡くなった事例が問題になっているが、仮に適切な治療をしていたとしても、どれだけ延命できていたかはわからないと思われる。がんは、早期発見、早期治療が基本となっているが、そもそも早期に発見して治療すれば、治る可能性が高いのは当然であり、逆にそのまま放置していても自然治癒していた可能性も否定できない。近代医療には、まだまだ闇の部分が多すぎて、医者を全能としてありがたがる社会は、何かあった時に責任を押し付ける為の責任者に仕立て上げられているようにさえも思える。, 中山先生は医師である以上患者の回復を目指して治療に励んでこられたことは疑いようはないが、「治療法」の開発をされてきたわけではなく、確立された標準治療法を適用しながら経過を見るという穏当な方針で、患者に接してこられたことが、記事から、わかる。大体、チャンピオン・ケースとは、どんな意味があるのだろうか。エピソードではあるかもしれないが、治療そのものに関しては、ほとんど意義はないのではないか。いわゆる evidence-based な議論では相手にされまい。, 現役の外科医(2017年2月~3月は福島県の高野病院院長)として働く筆者が、時事ニュースをメスで切り込んだ解説や、健康や病気…, 日経ビジネス電子版のコメント機能やフォロー機能はリゾームによって提供されています。. こ れはがんのステージのことを指しており、がんがどれくらい進行しているのかという度合を意味します。. (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 二人を失った悲しみの日々から前を向いて生きていく自分自身のためにも思いを書き残していきます。, 愛する家族、恋人、友人ががんになったときにできること、悔いのないお別れをするために。, 妻が末期大腸がんでこの世を去ったのはクリスマスも迫った12月でした。 鎮静によりほとんどの時間を眠って過ごしていた妻の病室からみた雪を今でも覚えています。 妻の命日に書き残した日記を元にブログを書いていきます。, がんになるということは、今までの生活が一変し、将来どうするべきか何も考えられなくなるほどショックなことです。 しかし、大腸がんで亡くなった妻は生前「がんになって良かったこともあるのよ」と言っていました。 今回は筆者の妻が教えてくれた「がんになって良かった3つのこと」についてお話してみたいと思います。.



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